2022年的高考已经结束,不少日语考生都反应今年的全国卷非常难,甚至难度直逼N2、N1。在这里,我们结合历年的高考日语真题、2022年高考日语真题以及N3-N1的真题,对2022年的高考日语难度进行了一个系统性的分析,并对今后高考日语的难度有一个预测。
■阅读难度分析
首先,从大家都认为比较难的阅读来分析。这里我们从几个方面来分析,一是历年高考日语的难度变化趋势,二是词汇难度增加和长难句的出现,三是高考日语和JLPT的对比。
一、历年高考日语的难度变化趋势
2012年-2022年高考日语的阅读有着怎样一个变化趋势呢?我们来看两个数据,阅读文章长度和难度系数。
关于阅读文章长度,我们统计了这11年间每年四篇阅读的字符数和平均字符数,它的趋势如下。
从这张图中,我们可以看出,
① 2012年至2018年,阅读文章的平均长度相对稳定,且四篇阅读的字符数趋于接近,就是说,四篇阅读的长度开始平均化。
② 2018年之后,文章长度有变短的趋势。
③ 2020年开始直至2022年之间,文章长度逐年明显增加。
所以,文章长度增加是今年(2022年)主要的变化之一。
关于难度系数,我们把题目难度按照低、中、高进行划分,并且分配相应的因子后,进行统计分析,得出题目的难度系数,再结合文章长度,得出整理的总难度系数。具体结果如下图。
从这张图中,我们可以看出,
① 题目的难度系数在2019年之前呈现一个上下波动的趋势,也就是说,一年难一年简单,交替进行。2019年之后,有轻微上升,但题目的难度系数变化不大。
② 阅读的总难度系数在2019年之前和题目的难度系数的变化趋势较为接近,也是难易交替。2019年之后,有明显上升的趋势,这是因为阅读的文章长度明显增加,导致整体难度增加。
③ 低、中、高难度分别对应较容易的字面题(原文中有答案)、意思理解题(原文语句理解)、文章理解题(整篇文章理解)。从这三者的比例中可以看出,中等难度的题有增长趋势,也就是说,需要对原文语句进行理解的题越来越占主导地位。
结合以上所有数据,可以看出,阅读的题目难度变化不大,但是文章长度变长,导致整体难度增加。
二、词汇难度增加和长难句的出现
另外,今年高考阅读理解中出现了一些较难且没有注释的词汇,以及难懂的长句。这一部分的难度虽然并没有涉及到核心的题目部分,但增加了学生的阅读阻碍。(这部分的判断主要依据经验,较为主观,仅作参考。)
① 词汇难度增加,如:ぶるぶる、クリームシチュー、ペろぺろ、たっぷり、リズム、見劣りする、右肩上がり、手始め、用いる、思い浮かぶ。
② 长难句,如:それは、これまで、新しいことに挑戦しようとしたときに、親や先生から否定が、人と違う意見を言ったら白い目で見られたりという経験を繰り返した結果、自分の考えを持たないほうが生きやすいということを学習してきてしまったからかもしれません。(译文:造成这种情况的原因可能就是,迄今为止挑战新事物的自己被父母老师所否定,以及表达不同意见时遭受白眼这样的事情反复发生,从中学会了没有自己的想法反而活的更轻松。)
对于这些有哪些好的应对措施?一是要从平时的练习开始,多阅读,锻炼长文阅读的能力。二是考试过程中给阅读分配的时间再多一点,文章看的再仔细一点。
三、和JLPT阅读的对比
我们再来对比一下高考日语和JLPT N3-N1阅读的难度。为了更加直观的感受难度,我们直接来看几篇文章。
JLPT-N1的阅读:1139字符数
なんであれ無我夢中になって時間を忘れるような体験は、誰にとっても奇 跡のような時間である。そんな奇跡を可能にするものこそ、実は「独り」の時 間なのである。現実世界の他者との接点が完全になくなり、日常のあれやこれ やが背景に没する(注1)とき、人は自由の翼を羽ばたかせる。
しかし、現実のもろもろ(注2)が想像カや感性を邪魔しているかぎり、そ うした無限といってよい自由はやってこない。ヒマで死にそうな人にも、あの、 わくわくする自由は訪れない。①あの自由を取り戻すためには、周囲の人たち とのつながりを完全に忘れてしまわなければならない。あるいは、つながりを 完全に絶ってまでも、そこに没入したい(注3)世界が存在しなければならないということである。
独りは、「ひとりぼっち」である。孤独であり、寄る辺ない(注4)状態だ。 中学生のなかにはーもちろん高校生や大学生のなかにもー、ひとりぼっちになるのが怖くて、電話機から離れられない人も多い。一瞬でもスマホ(注5) を手放すのが怖くて仕方がない人たちのことを聞くと、私は「かわいそうだな」 と思う。彼らは人とのつながりがなくなり、ひとりぼっちの深みに沈むのが怖 くてたまらないのだ。たぶん、彼ら・彼女たちは孤独の効用を知らないし、ひ とりぼっちゆえの自由も知らない。孤独になるところから始まる創造的な時間 の使い方もまったく知らない。だから、彼ら・彼女たちにとって、孤独はきっ と闇のように暗くて深いのだ。
そんな、②かわいそうな子どもたちをどうすれば助けてあげられるだろうか。 独りを恐れてはならないと言ってあげるべきだろうか、独りになることは怖くないと言っても、きっと彼ら・彼女たちには通じない。たぶん、その恐れているものこそ最も貴い宝なのだと教えてくれる何かに出会うことが必要なのだ。 狐独が闇ではなく、光であり、途方もない創造性の源泉であることを知る機会さえあればいい。多くの人々を感動させてきた文学作品や、感嘆の声を上げるしかない美術作品の数々。それらは原稿用紙に向かい、キャンバスと向き合った孤独な者たちの手から生まれたものだ。(中略)もちろん、孤独でありさえす れば③偉大な作品が生まれるわけではない。孤独は創造性にとって十分条件で はなく、必要条件なのだ。だから、いきなり深遠な思索やらオリジナルな発想 やらがどうして生まれるのか、と聞かれても、答えようがない。しかしそういう傑作が生まれ落ちた素地(注6)にあるのが「独り」の状態だということは 知っておくベきだろう。
孤独に対して、あまりよくないイメージがあるなら、そのイメージを払拭し、 ポジティヴな(注7)イメージに転換しておかなければならない。孤独は創造の源泉であり、夢中になれる悦ばしい時間の素地である。
JLPT-N2的阅读:908字符数
美味(おい)しい食べ物や美しい景色。お金や健康や愛。そういったものでは得られない持続的幸せ——。それを得るための必要条件は、「困難」です。困難のないところに、持続的幸せはないのです。困難というものがまったくなかったらどうなるか、ちょっと想像してみて下さい。欲しいものは何でも手に入る。したいことは何でもできる。すべて の欲求が何の苦もなく満たされる。嫌なことは一切(注1)しなくていい。すべてが思い通り。そして、あらゆること が順調にいく。だから、「困ったな、どうしたらいいだろう?」と思うことなど、皆無(かいむ)。つまり、問題はまったく起こらない……「わ、いいな。そうなりたい」と思う人もいるかもしれません。 確かに、短期間ならこういう 境遇(きょうぐう)(注2)もわるくないかもしれません。しかし、来る日も来る日も(注3)そうだったとしたら? まちがいなく、退屈(たいくつ)するようになるでしょう。そして、やがて耐(た)えられなくなるはずです。なぜな ら、そこには自分の能力を発はっ揮きする機会がまったくないからです。自分の能力を発揮(はっき)すべきことが、 何も起こらないのです。これほどつまらないことはない。それが毎日続いたら、まちがいなく退屈(たいくつ)し、耐(た)えられなくなるでしょう。そう、私たちが能力を発揮(はっき)できるのは、困難(問題)に出会ったときで す。そのときはじめて、能力を発揮(はっき)する機会が与えられる。 そして、自分の能力で困難を乗り越えること ができたとき、面白さやよろこびを感じるのです。それは、何かからただ受動的に得られる面白さ•よろこびとは異なり、自分の力で獲かく得とくする面白さ•よろこびです。また、それは、「やったー」という達成感と、さらに、「自 分にはやればできる力があるんだ」という感覚一「自己効力感」一をともなった面白さ•よろこびです。これが積み重なって、生の充実感と持続的幸せがもたらされる(注5)。持続的幸せは、困難にぶつかりながら、自分の能力で何とかそれを乗り越えようと努力しながら生きていくことによって得られるものなのです。つまり、持続的幸せが得られるかどうかは、生き方の問題なのです。
JLPT-N3的阅读:620字符数
川村さんは都会のマンショシに住んでいる。野菜や花を育てることが好きなのだが、マンションのベランダでは十分に楽 しむことができない。広い庭のある家で、野菜や花を育てることが、川村さんの長い間の夢だった。
川村さんは、今、広い「庭」で野菜や花を育てている。近くに「みんなの庭」ができたのだ。「みんなの庭」は、市の土 地を市民が借りて、共同の「庭」を作っていくものである。利用する人たちが話し合って、みんなで野菜や花を育てて楽しむ。
「みんなの庭]で野菜や花を作るようになって、川村さんは友達がたくさんできたそうだ。それまでは、近所の人にあい さつはしても、なかなか友達になるのは難しかった。しかし、①「みんなの庭」では違う。同じようにこの庭を利用して野 菜や花を作っている人に、「きれいに咲きましたね。」とか「りっぱなトマトになりましたね。」と話しかけたりする。ま た、普段あまり付き合うことがない人とお茶を飲んだり、おしやべりをしたりすることも、ここなら自然にできるそうだ。 都会では少なくなった近所の人との交流の機会が生まれているのだ。
川村さんたちは、「みんなの庭」で近所の人と付き合っているうちに、子ともの教育や町の安全など、生活のこともいろ いろ話すようになった。このような付き合いが続いていけば、将来は、自分たちの町をもっと住みやすくしていこうという 話し合いができるようになるかもしれない。川村さんは、「みんなの庭」で汗を流しながら、②そう感じている。
2022年高考日语阅读:689字符数
私は、子どもたちには、生きがい(人生价值)を見つけてほしいと思っています。 これまでは、「有名大学に入り、いい会社といわれる大企業に就職することが安定した人生と成功への道」といった考え方が王道として信じられてきました。なぜなら、今、子育てをしている親世代が育ったのは、世間的によいといわれるレール(轨道) に乘っていればある程度安心という「正解がある時代」だったからです。
でも「終身雇用」や「年功序列」という制度が崩れ、たとえ「いい会社」に入れたとしても、それで一生が保証されるわけではありません。将来を見通す(展望)ことが難しい、正解のない時代になったのである。もちろん、よい変化もあり、「どこに住んでも仕事ができるし、いくつ仕事を持ってもいい」と、仕事のやり方も変わり、時間の自由を手に入れ、ハッピーになったという声も聞こえてきます。
自分がワクワクして(兴奋地)取り組める(能够投入)こと、本当にやりたいことがある人にとっては、可能性にあふれた時代になってきました。(ア)、每日をワクワクしながら暮らしている大人はどのくらいいるでしょうか。周りを見回しても、あまり見当たらない(找不到)ように感じます。
それどころか、急に「やりたいことをやりなさい」「あなたはどう考えるの?」と言われて、「えっ?そんなこと言われても…」と困っている人が多いようです。それは、これまで、新しいことに挑戦しようとしたときに、親や先生から否定が、人と違う意見を言ったら白い目で見られたりという経験を繰り返した結果、自分の考えを持たないほうが生きやすいということを学習してきてしまったからかもしれません。
从文章的长度以及难度来看,今年高考日语阅读的难度是明显高于N3的,但离N2也还有一定距离,且难度远远不如N1。难度如下图所示。
■听力难度分析
分析完阅读理解的难度,其次,再来看看听力的难度。我们从历年的变化趋势、今年(2022年)的难点、和JLPT听力的对比三个角度来看。
一、高考日语听力历年的变化趋势
2012年-2022年高考日语的听力变化趋势如下图所示。
从这张图中,我们可以看出,
① 2012年至2022年间听力的长度时高时低,起起伏伏,其中2021年的听力长度最长,2022年的听力长度明显低于2021年。
② 第一节听力长度几乎无明显变化,第二节的听力长度变化较为明显。难度的变化主要体现在第二节。
③ 最长单篇的趋势来看,也是2021年最长,2013年至2020年间无明显变化,2022年的最长单篇远远低于2021年。
总的来说,2022年听力长度上没有体现出变难的趋势。
二、今年(2022年)的听力难点
那么2022年的听力到底出现了哪些难点呢,分析了一下有这几个方面。
① 单人叙述性文章增加到两篇,第一节和第二节各一篇。
② 第一节第一题的难度有所增加,逻辑有点绕。且出现在第一题,给考生造成了心理压力。
题目:女:先週の読書会大変勉強になりました、ありがとうございました。
男:よかったですね、今度は来週の水曜日、よかったら、ぜひ来てくださいね。女:ええ、ぜひ参加したいですが、来週は大事な日本語の試験があるんです。
男:そうですか、残念ですね。まぁ、都合のいい時に来てください。
女:はい、また、よろしくお願いします。
③ 个别题目中出现了类型复杂的数字,提取信息的难度增加。
题目:男:すみません、水曜日の午後1時から3時まで、会議室103を予約していた鈴木です。会議の時間が変わりますので、金曜日午後の1時から3時まで、103利用できますでしょうか。
女:金曜日ですね。金曜日の1時から3時までは、103は予約が入っていますが、105は空いています。でも、30人しか入らないんですが。
男:参加するのは50人なので、ちょっと。
女:そうですか。金曜日の3時から5時までなら、103は利用できますが。
男:じゃあ、それをお願います。
女:分かりました。
三、和JLPT听力的对比
JLPT-N1的听力时长60分钟,10000字左右,37道题。
JLPT-N2的听力时长50分钟,9000字左右,32道题。
JLPT-N3的听力时长40分钟,6000字左右,28道题。
高考日语的听力时长20分钟。1200字左右,15道题。
由此可见,高考日语听力的难度比较接近N3。难度如下图所示。
■选择题的难度分析
最后,简单了解一下选择题的变化点,以及同JLPT的对比。
一、今年(2022年)选择题的变化点
2022年的选择题整体上难度不大,相对比较好拿分,较于往年并没有太大的变化。主观感受上会有这样几个变化点,仅供参考。
① 考具体词义题型变多
题目:
人間なんかは自分に都合のいい意見だけ聞く________がある。
A.頭 B.癖 C.態度 D.立場
高校に入ってから宿題に追われていて、________暇はありません。
A.ならべる B.なくなる C.なまける D.ながれる
② 考固定句型的题型变多
题目:
大学では日本語は________、英語も勉強しなければならないから、大変です。
A.ほか B.とても C.もっとも D.もちろん
人生を笑って生きましょう。明日はきっと、今日よりもいい日________。
A.にしている B.に決めている C.にわたっている D.に決まっている
③ 干扰项较少,减轻了难度。
二、和JLPT选择题的对比
JLPT-N1的选择题示例:
今回の事故について社長が会見を行ったが、あれでは何の説明( )、 わが社の信用が失われるだけだ。
1 になっておらず 2 にもなっておらず
3 になっているのではなく 4 にもなっているのではなく
JLPT-N2的选择题示例:
囲碁•将棋クラブに入って半年。初めは( )が、最近少しずつ勝てるようになってきた。
1負けてばかりだった 2負けたばかりだった
3負けるところだった 4負けているところだった
JLPT-N3的选择题示例:
自分の会社をつくったと言うとよく驚かれるが、会社をつくることは必ずしも( )
1.難しいに違いない 2.難しいはずがない3.難しいことではない 4.難しいかもしれない
高考日语的选择题示例:
お客さんが来ますから、失礼なことをしないように( )ください。
A.気が付いて B.気に入って C.気を付けて D.気になって
另外,JLPT还有其他的各种题型,包含汉字单词读音题、单词含义题、近义词题、地道用法题、语法选择题、排列组合题、完形填空题等等。难度如下图所示。
■总结
根据以上所有的数据、信息及实例对比可以看出,今年(202年)高考日语的难度比往年确实有所增加。但整体上还是在N3-N2之间,还是有不少的拿分空间。
2023年的高考日语预计难度不会高于2022年,听力维持今年难度或者稍有降低的可能性较大,选择题稍微提高难度的可能性较大,阅读理解的难度应该会有所降低。2023年高考日语难度预测图如下:
特别说明,该预测仅供参考,同学们只要好好准备,一定能取得好成绩。
■答同学问
① 高考日语难度的整体趋势会怎么样?
根据历年高考各科的难度趋势来看,大多数都是难易交替,所以明年高考日语的难度大概率会比今年有所降低。
② 往后高考日语的难度会有什么的变化方向?
一是听力的长度和较难词汇的出现;二是阅读文章长度的增加,及意思理解类题目的增加。
③ 高考日语是否已经过了红利期?
教育不同于经济发展或者投资炒股,更多的是培养人才、促进成长,所以长远角度来看会是较为平稳的趋势,但也会存在局部的上下浮动。
国家的政策没有变化,还是比较支持小语种高考的,所以这方面不用担心。
④ 高考日语会不会比英语更难?
国家政策明确规定,小语种要比英语容易5-10%,所以难度不会超过英语。偶然的现象也不会改变这一整体方针。
⑤ 对于以后参加高考日语的学生有什么样的建议?
每年高考各科的难度风云变幻,作为考生还是要把基础打扎实,然后多做多练,增加积累。
看完分析,日语学习需要日常积累,多学多练,同学们可以关注小编,关注初叁文创,更多分析、资料,等你来领!
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